パワーストーンとは



パワーストーンとは、宝石の中でも特に何かしらの霊力やパワーを秘めていると考えられる石のとことを指しています。特に天然石の多くにパワーストーンがあります。そしてこのパワーストーンを身につけたり、日常的に持ち歩いたりすることで、パワーストーンに秘められている力を得ることができるようになると信じられています。このようなパワーストーンの効果や特殊な力は、科学的根拠や合理的理論にはよって立つものがありません。そのため、信じる方の中には妄信的に信じる方もいらっしゃいますが、一方でパワーストーンというものは全く信じないし、むしろ詐欺の1つではないかとさえ考える方もいらっしゃいます。とはいえ全体的には、お守りのようなものと考えられている方が多く、本当に心底信じていて何かしらのパワーストーンのエネルギーの力を感じることができるということよりも、なんとなく自分の気休めや、もしパワーストーンの効果や秘められた力をもらえるなら、それはそれでラッキーかもしれないという気持ちで持っている方がほとんどです。ちなみに、このパワーストーンという言葉は和製英語で、実際に英語の中にはこういった意味の言葉は存在しません。パワーストーンを英語で表現するなら、鉱物や宝石の中の一分野のような位置になります。このパワーストーンという言葉は、1986年に八川シズエという方が鉱物に親しみを持ってもらうために作ったと主張していますが、実際のところは確認はとれていません。
そもそも宝石の類の石は、非常に美しい石であったため、古代の人々はそこに神秘の力を感じました。それは天然でそのような美しいものが生まれるということへの畏敬の念から始まっており、そこから発展して、祈祷や祭事にきれいな石は用いられることが増えました。例えばパワーストーンの1つでもあるヒスイは、呪術の道具として使われたこともありましたし、紫水晶は、魔術や毒を防ぐ力があるものと考えられていました。こういった石の力への不思議な感情が、1970年代にアメリカのヒッピー文化に組み込まれると、意味合いが少し変わりました。それが、現在でも信じられている、石には癒しやヒーリングの力があるという意味です。そして最もヒーリングの力が大きいと考えられていたパワーストーンが水晶で、呪術だけでなく様々な場でも用いられるようになりました。こうしてアメリカで広まっていたパワーストーンのヒーリングパワーが、1980年代後半になると日本にも入ってくるようになります。パワーストーンのブームがこの頃訪れたのですが、それまではほとんど需要のなかった鉱石も、やけに販売数を伸ばすことにもつながりました。その後、科学的根拠がないことや、実際にヒーリングの影響を受けたという方の数が少なかったことなども影響して、パワーストーンのブームは下火になりました。しかし2,000年代に入ると、いわゆる「スピリチュアルブーム」と呼ばれる、霊や目には見えない超自然的なものとのつながりを信じる考え方が一気に広がるブームが起きました。これによってパワーストーンのブームが再び起こるようになり、これはしばらくの間続くこととなっています。スポーツ選手や芸能人もパワーストーンを身に着けていたりするので、それをおしゃれに感じた一般の方も大いに取り入れることにもつながっています。

パワーストーンの力としては、リラックスやヒーリング作用があるものや、うつやイライラ、不安といったネガティブな感情を軽くしてくれるもの、恋愛や出会い、結婚の運を高めてくれるもの、人間関係や社交性、人見知りやコミュニケーション能力といった自分の内面的な問題に関するもの、夫婦間の問題に関するものや子供の成長に関するもの、金銭的に運気がアップするようなものなど、非常に多種多様にわたっています。そしてそれらのパワーは、ひとつひとつの石が持っているとされています。こういったパワーストーンの力や効果といわれるものの所以は、その石から生まれるイメージだったり、その石の産地に伝わる昔話だったりするものから影響を受けて、作られているといわれています。しかし、「効果があります」とか「治癒できます」という言葉を使ってパワーストーンの力を紹介する場合には、薬事法違反にあたるので逮捕されることもあります。「効果を期待できます」や「治癒につながる可能性があります」という表現の仕方になっているはずです。

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Last update:2020/6/5